せっかくなのでちょっと振り返りを。。。
今年と言うか、ここ数年を振り返ってみると、メガネ業界に於いては「クラシックブーム」と言うこともあり、ド派手なカラーやデザインよりは、ウェリントンやボストン、カラーもブラックやブラウンなどの落ち着いた定番デザインを選ばれる方が本当に多くなったなーと感じます。
定番品の人気が高まって来ると、飽きる事がないので長く使えるしっかりした物を求める方も必然的に増えてくるんです!
幸い、メガネのジンノは昔からネームバリューではなく、品質に拘っているブランドを中心にセレクトしてきたので今のニーズにも応えられてるんじゃないかなーと思うわけです!
ただ、既存のブランドだけで満足することなく、常に新しいものを求める姿勢も無くしちゃダメなわけです!!
そんな中でひとつの期待度満点ブランドに出会いました!!!
2017年秋に誕生したばかりにも関わらず、デザイナー自身の豊富な経験を元に作られるコレクションは、まさに時代のニーズ、そしてメガネのジンノのニーズにもピッタリな高品質&強い拘りが詰まっています!!
その名は、、、
読み方は「テイラー ウィズ リスペクト」
横文字ネームだが、100%メイドインジャパン
今日はこの新ブランドTAYLOR WITH RESPECT
のブランドヒストリーと、多く詰まった拘りについてお話しようと思います!!
まずは、ブランドを立ち上げた人物とブランド名の由来を。。
脇 聡(わき さとし)
1972年兵庫県神戸市生まれ
兵庫県加古川市出身
金沢美術工芸大学美術工芸学部、及び同大学院修士課程
2000年より大手眼鏡商社企画にて国内外有名ブランドの企画デザイン、及び眼鏡企画デザイン会社のオリジナルハウスブランド、国内外有名ブランドの企画デザイン、生産管理、営業を経験する。関わったデザインのアイウェアは眼鏡展示会での受賞や福井県内博物館所蔵品にもなっている。現在、京都精華大学プロダクトコミュニケーション学科非常勤講師。同大学にて前期必須選択科目のアイウェアデザイン授業を担当。
また、祖父がスーツの仕立て屋であったこともあり、ブランド名TAYLOR WITH RESPECTは語源に仕立て屋(tailor)という意味を持つ言葉を元にしている。仕立てという行為が、使う方に合わせ丁寧に洋服を仕上げていくように、頭部によりフィットし、掛け心地がよくデザイン性の高いメガネ作りである。そんな仕立て屋のような仕事がしたいと言う想いと、祖父の職人としての生き方への尊敬の意を込めて名付けている!
そんな彼が生み出したTAYLOR WITH RESPECT(以後TAYLORと呼ぶ)は各パーツに並々ならぬ拘りが詰まっているのも特徴のひとつ!!
ひとつひとつ見ていきます。
まずはテンプル
Sライン
Sラインテンプル しなやかなカーブを描くSラインのテンプル。細い顔つきの欧米人に比べ、幅が広めの方が多い東洋人の顔は、メガネのテンプルがこめかみに当たり食い込んでしまうことがある。この問題を解決する為に顔を大きく巻き込むようなデザインのものがあるが、それではどうしても左右のテンプルと顔の間に大きな隙間が空いてしまうため、フレームをかけた時のデザイン性が損なわれてしまう。 TAYLORが提唱する、しなやかなカーブを描くSラインのテンプルでは、内側に湾曲するため、顔とフレームの距離を極端に開けず、かけた時にスッキリとしたデザインが可能となる。またそのR形状は強度の面においても破損しにくい設計としている。
次はヨロイ
ブランドイニシャル「T」をモチーフにしたヨロイ
負荷に耐える設計眼鏡のフロントとテンプルがつながるヨロイ部分は、上下左右に負荷がかかる箇所である。その問題に対して、ブランドイニシャルのTをモチーフとしたヨロイをデザインし、負荷を分散する配慮を行なっている。またテンプルからの力がかかる支点を少し内側にずらす事により、負荷を同じところにかけないよう配慮している。
蝶番にも拘りを。。
オリジナルスパルタ丁番
ストレスを感じないスムーズな開閉一般的な丁番は、一枚駒二枚駒を別々に加工するため、パーツの取り付け時に多少のズレが生じてしまうことがある。しかしスパルタ丁番は、元の金属素材を同じ3次元データから削り出しているため、切削するときにも狂いが少なく精度が高い。よりスムーズな開閉を実現するスパルタ丁番はパーツへの負荷も少なく、耐久性も高い。
一体型プレスによるネジ止めパイプ
ネジ止め用のパイプとヨロイとを一体プレスとして製造し、経年使用による破損などを抑えている。一体型によるパーツ精度の高さによって強度を保ち、またパーツ交換への対応もスムーズに行える。
ノーズパッドだって普通じゃない!
オリジナルチタンパッド
左右別々のチタンパッドパッドに左右共通のものを使わず、左用右用を用意したオリジナルのチタンパッド。ネジ穴をパッドと一体とし、破損する心配が少ない。
いかがでしたでしょうか??
マニアックな内容が多くなっちゃいましたが、どれも理にかなった素晴らしい物ばかりなんです!
もちろん、これらの構造の拘りだけじゃありません!!
デザインにも抜かりはない!!
でも今日は長くなってしまうのでここまで。。
次回、TAYLORが作る渾身のコレクション、その全貌をお見せ致します!!
お楽しみに!!
あ!!
ちなみにこの新ブランドTAYLOR
今月発売されたメガネ専門誌「MODE OPTIQUE」にがっつり載ってました!!
今後が楽しみです♪